「ボールがコートにおさまらない。
練習ではあれだけ入っていたのに…
試合になった途端、一体どうゆうこと?」
この冷や汗的な体験。
試合に出たことがあるなら
一度や二度はありますよね。
もちろん、私も子供のころから
死ぬほど経験。
俗に、山あり谷ありと言いますが、
おまけに地獄までついてきたように、
試合になるとボールが入らないのです。
仕方なく、へっぴり腰スライスで対応。
「こんなテニスをするために
試合に出たわけではない。
早く終わってくれ。」
と、スティーブ・マックイーンの
「大脱走」よろしく、
時速100キロのバイクにまたがり
逃げ出したい気持ちに駆られるのです。
そして、やっとゲームセット。
「市中引き回しの上、打ち首獄門!」
と遠山の金さんに言われたように、
観客が哀れみの目を向ける中、
逃げる様にコートを後にするのです。