「11年前の話です!」
年間約200日。私は全国行脚を行いました。数々のテ二スクラブ様、たくさんのテニススクール様にお邪魔し、「プロとラリーをしよう!」という企画を実行。本当に多くのウィークエンドプレーヤーの方とラリーを楽しみました。(当時は、大変お世話になりました。心から感謝しております。)
ただ、その美しい過去を頭の中に思い浮かべるとき、同時に苦い記憶がよみがえってくることを、今日は告白しなければなりません。
「あれっ、何でバックハンドを打たないの?」
ウィークエンドプレーヤーの方と、「プロとラリーをしよう!」を行うと、なぜかバックハンドを打たない。フォアハンドばかりでラリー。こんな光景に出くわしたのです。
不思議でした。バックハンドにボールを送りこんでも、フォアハンドに回り込んで打つ。回り込めそうもないボールでも、苦しそうな顔を見せながらフォアハンドで打つ。こんな現象が、全国津々浦々、どこのテニスコートでも見られたのです。
*(「時間的な問題や物理的な問題で回り込めなかった。」、「もともとバックハンドは好きだ。」という方は、もちろんバックハンドで打っていました。ただ統計的にみて、フォアハンドに回り込んで打つ方が多かったのです。)
「全国で同じような光景が見られるなんて、きっと偶然の一致だろう。」
始めは自分の分析を疑いました。ですがある事件をきっかけに、「あっ、これが現実なんだ!」と、認めざるをえない状況に追い込まれたのです。その事件とは・・・・・