東京は四谷。
友人7人と飲んでいた私は、
テニス界の闇 を知ります。
居酒屋の個室。
気のおけない仲間と
ビールで「カンパァ~イ」と
のどをうるおすと。
30分後には
岩手の地酒にチェンジ。
そのころから少し
タガがはずれ始めたわたし(田中)は、
いちばん端の席から
ひょいと首をまえにだすと、
赤ら顔で聞きます。
「今のテニス環境に
不満はあるの?」
酔っぱらいがはなった
なにげない一言。
それが嵐の口論を呼び
さますトリガーになるとは、
思いもよりませんでした。
2人向こうの席の声を聞くのも
むずかしいほどさわがしかった場は、
いまや嵐の前の静けさ。
そして2秒後。
台風の目からそれたわれらの席には、
言葉の暴風雨が吹き荒れたのです。










































